レイル自らを律し 税をもって 人を利する
RiSSLE Vol.045

経理DX関与で反省したこと

2026.08.28

1. 律する税理士コラム(近況報告)

今週は1つ大きく反省すべきことがありました。

これまで1年ほど経理のDXで関与してきたところがありました。

既存の税理士はそのままに、経理のDX部分に関してのみ関与し、書類のデジタル化から始まり、DXを進めてきました。

会計ソフトをクラウド会計に変更し、給与ソフトもクラウドへ移行している最中でした。

決算のタイミングになり、社長から税務の顧問も検討していると言われ、見積もりを出したところ、全然合わないと言われ、折り合いがつきませんでした。

私としてはこれまで押し進めてきたDXプラスアルファとしての税務顧問とのことで提示したつもりですが、納得をいただくことができませんでした。

もちろん双方が歩み寄り、折り合いをつけることもできたとは思うのですが、私のコミュニケーション不足もあり、話がこじれてしまいうまく落としどころをつけることができませんでした。

私としてはこれまで進めてきたこともあるし、依頼された以上のことをしてきたという思いがあったのですが、会社側はそのようには受け止めておらず、そこにミスマッチがあったと思われます。

私自身振り返ってみても反省すべきところが多く、提案の仕方、説明の仕方、言葉の足りなさ、そもそも今までの仕事の進め方、コミュニケーションの仕方、すべてにおいて自分の至らなかったと思います。

私が素晴らしいスキルを教えてあげるんだと言う上から目線や、高圧的な言い方になっていたと思われます。

このままスムーズに進んでいても、どこかで必ずトラブルになっていたものと思われます。

むしろこの段階で私が気づくことができてよかったのかも知れません。

自身の驕りと慢心を反省して、改めて自らを律し、精進して、次に繋げようと思います。

2. 利するニュース(財務・税務・AI)

財務・税務・AIなどの最新トレンドをピックアップします。

税理士が扱うメインテーマとしての税務と付随業務である財務、そして業務と密接に関わるAI・IT関連の情報について、知っておくべき情報を発信していきます。

2-1 在留手数料が10月から大幅値上げ(日経)

永住許可20万円、在留資格更新は最大7万5000円 政府が手数料上げ

外国人の在留関係手数料が2026年10月1日から大幅に引き上げられます(政府が政令を閣議決定)。1981年以来45年ぶりの改定です。

永住許可:1万円 → 20万円(20倍)

在留期間更新・在留資格変更:一律6,000円 → 許可される在留期間に応じ 1万円〜7万5,000円(3カ月以下1万円/1年3.3万円/3〜5年6.4万円/5年超7.5万円)

オンライン申請なら区分に応じて3,000〜1万円の割引あり(永住許可・3カ月以下は対象外)

9月30日までに申請受理された分は旧料金が適用(許可が10月以降でも)

実務ポイント:外国人材(特定技能等)を雇用する顧問先は、更新時期が近い従業員がいれば9月中の申請で旧料金に。会社負担としている場合はコスト増の織り込みも必要です。

来週、永住許可申請の取次で入管行ってきます。

2-2 freeeが税理士業務向けAPIを2本同時公開

https://developer.freee.co.jp/fixed_asset_management/fixed_asset_management-improvement/8287

freeeが、会計事務所の実務に直結するAPIを2つ公開しました。

freee申告(法人税):申告一覧・事業所情報・国税帳票・地方税帳票・決算書の5エンドポイントで帳票の値を取得可能に。これまで画面で1件ずつ確認していた申告書のチェックを、一括取得・自動チェックに置き換えられます。

freee固定資産:固定資産の一覧取得・登録・詳細取得・更新・削除がAPIで可能に。資産台帳の一括登録や他システム(Excel台帳・達人等)との連携が自動化できます。

実務ポイント:

これで申告書のレビューがAPIからできるというのは税理士にとっても一段と効率化が見込めますね。

また、固定資産管理も今までインポート機能がなく全て手入力の必要がありましたが、大幅な効率化が可能になりました。

3. 利するマッチング(商材・人材・M&A)

このコーナーの案件は、Webの掲示板にまとめています。最新の案件と成約・終了の状況は マッチング掲示板 をご覧ください。

4. 利する相談事例(Q&Aコーナー)

寄せられた相談事例を匿名で紹介し、解決のヒントを共有します。

このメールに対する質問や相談、叱咤激励などのご意見などは以下のフォームからお願いします。次回以降のこのメールにて答えられる範囲で回答いたします。

リスルメール質問箱

4-1 今週のアプリ

証憑管理WEBアプリ「証憑ゲートウェイ」とiPhoneアプリ「証憑Snap」

先週作った音声入力アプリが自分史上大ヒットで、日々そのアプリを使って音声入力をしています。

今回のメールも全てこのアプリ経由です。

今までは自分が使いたいアプリをApp Storeから探していましたが、もはや自分が欲しいアプリを簡単に自作できる時代になりました。

次に作っているのは証憑管理アプリです。

我々の仕事の基本中の基本作業として、領収書を扱うという作業があります。

領収書をもとに会計ソフトに入力していきますが、この領収書の読み取りのみにフォーカスしたアプリです。

領収書をスマホで撮影するかスキャナから取り込んでWEBにアップすると、AIがOCRをしてくれて、日付、金額、取引先、登録番号、税率、税額、そして合計など、必要な情報全てを読み取ってくれるアプリです。

そのためWEBアプリとともにそれと連動したiPhoneアプリも同時に作っています。

登録番号も読み取った後に国税庁のサイトで検索してくれる機能も申請中です。

今のところウェブでは認識率が高くiPhoneだとまだまだの状況です。

まずは自分が使ってみて納得のいくレベルになれば事務所のアプリとして正式採用し、定着すれば他の事務所にも配布できる仕様にしています。

領収書のOCRはfreeeやストリームド(1枚22円)などを使っていますが、自作のアプリでできればコストの削減(1枚数円)につながりますし、何よりも自分たちにとって使いやすいものになります。

これをベースにして、どの会計ソフトを使っても効率よく仕訳にしてくれるものにしようと思っています。

果たしてどれほどの精度のができ上がるのでしょうか。

あまり期待はせずに、次の経過報告をお待ちください。

4-2 Chrome拡張アプリ

ウェブアプリまで行かなくても、Google Chromeの拡張機能もAIが作ってくれます。

なのでChrome拡張アプリも作り始めました。

手始めに私の英語と中国語の学習向けにアプリを作ってみました。

中国語のサイトを表示し、文章を選択をすればピンイン表記と日本語訳を同時に出してくれる、という単純なものですが、学習時には非常に有用な機能だと思います。

単語を辞書に登録する機能もあり、反復して学習することもできます。

語学力のアップにつながるかどうかは、はてさて。。

5. 編集後記(食事、睡眠、運動など)

会社の経営数値と社長の健康数値。社長が管理すべき二大数値です。

自分自身の実践も含めて、短く共有していきます。

今週は月末締めの業務が多くあったこともあり、1社だけM&A関連で会社訪問をした以外は、ずっと事務所にこもって作業をしていました。

会社訪問時は炎天下であり、少し外を歩いただけでも汗だくになりました。

もともと会食の予定もいくつかありましたが、相次いでキャンセルとなりNO会食weekとなりました。

おかげで家に帰ってもアプリ開発に打ち込むことができ、かなり進展がありました。

お酒を飲まないと体調は良いのですが、外に出ないと体を動かさないので、それはそれでまた調子が悪くなります。

事務職は意識的に運動を取り入れないとダメですね。

それでは良い週末を。

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