レイル自らを律し 税をもって 人を利する
RiSSLE Vol.035

税務調査の再立会と結果

2026.06.19

1. 律する税理士コラム(近況報告)

進行中の案件であった税務調査の再立会がありました。

4月に連絡が来て、5月に最初の立会いをし6月に終了したので、準備期間含めておよそ2ヶ月の期間がかかりました。

結果的に税額が確定し、納税者にとっては大満足の結果となりました。

想定していた金額よりもはるかに少ない金額で収まったようです。

納税者本人はこの間、税務調査についてネットの動画を見たり、税務職員の名簿を取り寄せたり、税務調査対応マニュアルなどの本も購入したりと、相当勉強をされたようです。

当然立会う税理士に対しても学習しているはずで、税理士にはこのように振る舞って欲しいといった要望があったと思われますが、何とか期待通りの対応ができたかなと思います。

そもそも私が特別な対応したわけではなく、指摘された内容も、単純な処理のミスに基づくところが多かったので、そのような範囲内に収まる結果となりました。

納税者が税務署職員に対して納得のいかない指摘に対して少し声を荒らげる場面もあり、まとまらない可能性もありましたが、うまく仲裁ができ、最終的には円満に終わる形となりました。

この間、納税者夫婦は初めての税務調査に対して相当神経をすり減らした様子で、食事もろくにのどを通らないという状況が続いたそうです。

この日無事調査が一段落したということで一席を設けていただき、共にサムギョプサルを囲みながら、税務調査を肴に話が弾みました。

ちょうど法人成りをしたタイミングでもあり、今回の調査で指摘されたところを改善し、法人として今後調査が来ても指摘されることがないように経理体制を構築していきたい、今後100億企業も目指したいと言っているので、しっかりとサポートしていこうと思います。

早速、別件で進行中の税務調査の準備に取り掛かろうと思います。

2. 利するニュース(財務・税務・AI)

財務・税務・AIなどの最新トレンドをピックアップします。

税理士が扱うメインテーマとしての税務と付随業務である財務、そして業務と密接に関わるAI・IT関連の情報について、知っておくべき情報を発信していきます。

2-1 日銀、予想通り利上げを決定 次の利上げは12月メイン、10月リスクシナリオに 野村證券・森田京平(野村證券)

日銀が政策金利を0.25%上げ、1.0%となりました。

これはバブル崩壊以後の高水準となります。

近年の日本経済は、円安に人手不足と中東情勢などが重なり、仕入価格や人件費などのあらゆる価格が高騰しています。

ここに金利が上がることにより、支払利息の負担まで上昇することになります。

先週取り上げたように、飲食店の倒産件数は上昇しているなか、飲食店に限らず「金利のある世界」を前提に事業計画を改めて見直す必要があるでしょう。

必要な場合には、リスケ(リスケジュール:元金返済額の見直し)を検討し、資金繰りが破綻しないために前もって対策を立てるようにしましょう。

2-2 Anthropic opens Seoul office and announces new partnerships across the Korean AI ecosystem(Anthropic)Anthropicがソウルオフィスを開設し、韓国のAIエコシステム全体にわたる新たなパートナーシップを発表

Claudeの開発会社であるAnthropicがソウルに拠点を解説したという記事。

韓国では、人口規模から予想される水準の3.5倍以上Claudeが利用されており、特にプログラミングなどの技術的業務やコンテンツ制作などの創造的業務での利用が活発とのことです。

Anthropicは韓国政府、大企業、スタートアップや大学などと連携し、韓国社会の幅広い分野にClaudeを導入する内容となっています。

IT先進国である韓国はAIでも先進国になるべく、AIを産・官・学へと展開していると言って良さそうです。

私も今後韓国の税務士と連携を進め、税務業務におけるAIの活用など先進的な事例を取り入れていけたらと思っています。

3. 利するマッチング(商材・人材・M&A)

このコーナーの案件は、Webの掲示板にまとめています。最新の案件と成約・終了の状況は マッチング掲示板 をご覧ください。

4. 利する相談事例(Q&Aコーナー)

寄せられた相談事例を匿名で紹介し、解決のヒントを共有します。

このメールに対する質問や相談、叱咤激励などのご意見などは以下のフォームからお願いします。次回以降のこのメールにて答えられる範囲で回答いたします。

リスルメール質問箱

4-1 焼肉店を経営している個人事業主さんから顧問のご依頼があり会ってきました。

今までは店主ご自身が数字を集計して確定申告をされており、開業して数年たち売上と利益が上がってきて税務調査の不安が出てきたので今後は税理士に依頼をしたいとのことでした。

数字は日々の領収書を集めたものをExcelで月別に集計していました。

スタッフの給料も手計算で税金などを計算して手渡ししていました。

老眼も進んでいるので日々の経理作業に大変苦労されているようでした。

うちの顧問料をお伝えし、本来記帳代行は別途かかりますが、クラウド会計を導入していただき、日々の領収書をスマホで撮影してアップしていただけたら、記帳代行料不要で対応いたしますと伝えると、是非それでお願いしたいとなり、その場でクラウド会計の登録とスマホの設定まで済ませました。

売上管理はエアレジを使っているので、クラウド会計に自動で取込、預金関係は信金を使っているそうで、ネット銀行をひとつ契約していただき振込業務も効率化することを提案しました。

クラウド会計を導入し、まずは店主の記帳業務を効率化することで、結果的に税理士も効率化されるという導線を大事にしています。

税理士がラクをしたいから税理士指定の会計ソフトを強要するというのは、もう時代遅れの感があります。

5. 編集後記(食事、睡眠、運動など)

会社の経営数値と社長の健康数値。社長が管理すべき二大数値です。

自分自身の実践も含めて、短く共有していきます。

食事は健康管理において最も重要な部分を占めると思います。

朝昼晩と3食取るのが普通と思っている人は多いと思いますが、人によっては朝を食べなかったり、晩だけ食べるという人もいて人それぞれです。

また、その食の内容も様々で、炭水化物を摂らない人もいれば脂肪を摂らないという人もいます。

人と会うと雑談で食の話題になることもしばしばです。

最近で一番驚いたのは、お米(炭水化物)を食べないのはまだわかるとして、肉も食べないという人がいました。

毎食、魚を主体に、卵、豆腐、納豆にサラダといったメニューで、体調も非常に良いとのことでした。

いろんな食事法、健康法がありますが、体感を大事にしつつ、くれぐれも自己流に陥らず、血液検査や健康診断などの客観的な数値も参考にして健康に留意していきましょう。(自戒も込めて)

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