中国・深センに行ってきました
1. 律する税理士コラム(近況報告)
中国の深センに行ってきました。
以前お話しした(リスルメール16)、消費税の納税管理人業務の中国側のエージェントの会社訪問です。
この業務が始まった2023年から年に1度は行くようにしていて、去年は行けなかったので今回で3度目の訪問になります。
この会社は来るたびに従業員数が増えていて、最初は300人だったのが400人になり、今ではなんと総勢800人を超えているそうです。
深センの他にも杭州や廈門(アモイ)など中国国内に数カ所拠点があり、その他香港やソウルの江南などにも拠点を構えているそうです。
本社は深センの南山と言う地区にあり、この地区にはテンセント(アリババ)やバイトダンス(TikTok)など中国の有名IT企業などが本社を構える地区でもあります。
中国の中でも所得水準がトップレベルの深センの中でもさらに所得水準の高い地区だそうです。
南方なので日中の気温は25度を超え、スーツを着ている人はほとんど見当たらず、皆Tシャツやポロシャツで働いていました。
今回は消費税の納税管理業務について情報をアップデートするほか、今年から新たに始まった国内管理人業務についても協議しました。
まずは事務方の6人と業務的な協議をしたあと、副社長を含めた取締役3人とも話をし、協議の後は食事もご馳走になり帰ってきました。
訪問回数を重ねるごとに信頼関係が深まっているように感じます。
私の中国語も少しずつですがレベルアップしているようです。
前回に引き続き深センにいる中国朝鮮族の優秀なパートナーであるCさんにお供していただき、ビジネス通訳もしていただき、お互いのビジネスについてより理解を深めることができました。
Cさんは中国の東北地方出身の朝鮮族であり、中国でもトップクラスで有名な武漢大学を出ており、卒業後は日本に留学をし大学院も修了している優秀な方です。
大学院を卒業した後は、中国深センに戻り20年以上IT関連のビジネスをしている人です。学生時代は班長や委員長などをするタイプで、武漢大学でも生徒会長をするようなリーダーシップのある方です。
また20年以上にわたって深センでビジネスをしているため、政府機関や企業などに知り合いも多く、相当のコネも持っています。
彼とは友人の紹介で2年前に深センで出会い、年も近く同じ朝鮮ルーツ(私は日本の朝鮮族?)で意気投合し、多くの話題について語り合い、すっかり仲良しになりました。
彼は中国語に朝鮮・韓国語はもちろんのこと、日本への留学時に学んだ日本語も使いこなす3ヶ国語のスピーカーでもあります。もちろん言語を話せるだけでなく経済学やITなどのビジネス言語も使いこなします。
彼と出会った後、日本でタブレットPC関連の事業している知人に彼の存在を話したところ、ちょうどサプライチェーンの中国側で問題が生じており、ぜひ彼を紹介してほしいと言われ、オンラインで繋げたところ彼の能力を高く評価し、今ではサプライチェーンの重要な一角を担当してもらい、ビジネスのスピードとクオリティが上がって助かっていると言っています。
私としては中国側の最高のパートナーを得た気分です。
日中間におけるサプライチェーンなどで中国側のコントロールに困っている日本企業などに積極的に紹介しようと思います。
彼を通せば、こちらの日本語を瞬時に中国側に伝え、言葉だけではなく、ビジネスも理解した上で中国側をしっかりとコントロールする役割を担ってくれます。
彼を通すことによって、既存のサプライチェーンがより強固なものになり、時間も費用も大幅に削減できること請け合いです。
今回彼には忙しいなか、空港でのピックアップから車での移動、食事、ミーティング、そして帰りの空港への見送りまで全過程をアテンドしてもらい本当に感謝しています。
私が彼を信頼しているのと同じように彼も私を信頼してくれており、彼のビジネスの重要な一端を私に任せてくれました。彼の期待に最大限に応えようと思います。
それについてはまた次の機会に紹介しようと思います。
今回の深セン出張では、中国エージェントとの情報アップデート、Cさんとの関係強化、そして運送会社の社長の紹介(下記参照)と3つのミッションをもって臨みましたが、その全てにおいて成果を収めることができたかなと自分なりに総括しました。
2. 利するニュース(財務・税務・AI)
財務・税務・AIなどの最新トレンドをピックアップします。
税理士が扱うメインテーマとしての税務と付随業務である財務、そして業務と密接に関わるAI・IT関連の情報について、知っておくべき情報を発信していきます。
2-1 「確定申告はAIに任せられない」は本当か…freee時価総額は5分の1に、会計ソフト企業の株価が示す「神話の崩壊」(現代ビジネス)
「AIが申告書を自動生成できるなら、正確に申告書を作れることは専門家の売り文句ではなくなる。では、専門家はどこに活路を見出すべきか。
AIが条文と判例から最適解を導き出せるようになっても、経営者が本当に求めているのは正しい申告書よりも経営判断の後ろ盾ではないだろうか。M&Aのデューデリジェンス、事業承継における利害調整。こうした答えが一つに定まらない領域にこそ人間の専門家が価値を発揮する余地は残る。ただし、処理からアドバイザリーへという転換論は過去にも多くの業種で唱えられてきたが実際に転換できたのは、いつも一握りだった。」
もはや申告書作成もAIがこなす時代が来ます。
作業をAIに任せた上で、経営者との接点をいかに密にしアドバイスができるかが勝負になるのでしょうか。
2-2 経理や総務、税理士や弁護士も危ない…!「AI国王」が予見する「AIの発達」で「大リストラされる職業」(現代ビジネス)
ルーティンワークの多い経理業務に関しては多くの部分で当てはまるでしょう。
「100人の組織のうち定型業務をこなす30人をリストラ。AIを使いこなせる30人を入れ替えることで、人数を変えずに生産性を3倍にするという『残酷な入れ替え戦』が始まっています。ルーチンワークしかしてこなかった人が別の会社に転職しようとしても、『うちもバックオフィスは全部AIにしたから』と断られ、もはや逃げ場はありません」
上述の中国のエージェント会社の副社長に、AIの登場でAmazonをはじめとする大企業は大リストラを行なっているがなぜ従業員を増やすのかと質問したところ、我々はAIを活用して800人で3千人分の仕事をしていると言っていました。
2-3 「在留資格の厳格化」 企業の5%が廃業検討 ビザの厳格化で、外国人企業の半数近くが影響(東京商工リサーチ)
外国人の主要な在留資格の一つである経営・管理ビザが厳格化され、資本金要件が500万円から3千万円に引き上げられました。
それに対するアンケート調査(有効回答299社)で、5%以上が廃業を検討するという結果が出ました。
また、その最大要因として資本金要件をあげています(44.4%)。
小規模の会社で資本金3千万円は結構ハードルが高いと思います。
要件を満たせない会社が、M&A仲介の売手市場に多く出回るのでしょうか。
2-4 「令和8年度税制改正」(財務省)
税制改正のパンフレットが公表されています。
3. 利するマッチング(商材・人材・M&A)
このコーナーの案件は、Webの掲示板にまとめています。最新の案件と成約・終了の状況は マッチング掲示板 をご覧ください。
4. 利する相談事例(Q&Aコーナー)
寄せられた相談事例を匿名で紹介し、解決のヒントを共有します。
このメールに対する質問や相談、叱咤激励などのご意見などは以下のフォームからお願いします。次回以降のこのメールにて答えられる範囲で回答いたします。
4-1 飲食店の店舗における売上データCSVをMoneyForwardのインポート形式に変換
顧問先の飲食店が使っているレジが、MoneyForwardのインポートに対応していないレジデータだったんですが、そこからCSVデータを取り出し、それをMoneyForwardのインポート形式に組み換える作業が大変でした。
それをAIに指示したところ、瞬時にコンバートするプログラムを作ってくれました。
従来は売上データを会計ソフトへ入力していましたが、今後はワンクリックでマネーフォワードにインポートすることが可能になりました。
4-2 中国でのSIM事情
普段はいわゆる格安SIMと言われているIIJmioというSIMをiPhone16に入れて使っています。
そこにもう一つ楽天モバイルのeSIMを同時に入れています。
楽天モバイルは国内ではほとんど使いませんが、一応メインが圏外のときのバックアップ用にしています。これが海外に行くとそこそこ活躍します。
海外では毎月2GBまでデータ通信を無料で使えるので数日の出張であれば十分間に合います。
中国ではグレートファイアウォールと言い、GoogleやLINEなどが遮断されて使えないのですが、これを突き破るVPN機能も標準で装備されているので、普段通りGoogleもLINEも使えます。
2GBで足りない場合はアプリから1GB単位(500円)で容量を追加で購入できるので安心です。
以前は中国現地でSIMを購入して差し替えたりしていましたが便利になりました。
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